占いに出会ったのは小学校のころ。

当時読んでいた雑誌のうしろのページに書かれていた「今月の占い」とかが始まりだったように思う。

それから間もなくしてタロット占いを知り、同級生を占ってあげたりしていた。

 

わたしの時代ってもっと身近に占いがあって、雑誌のふろくでタロットカードが付いてきたりしていたので、周りにはそういう今でいうところのスピリチュアルな世界を好む友達がたくさんいたように思う。例えば本にのっていた魔法の杖のようなものを手作りして、何かあるとそれを振って呪文を唱えたり。まるで魔法学校のようだった。

 

中学に入るとそうやって呪文を唱えていた友達も少しずつスピリチュアルな世界から離れていったけれど、それでも占いが好きという友達は一定数いた。とは言っても駄菓子屋さんの当たりくじを引くような感覚で占いが好きっていうことだったと思う。わたしもどちらかといえば、その部分が大きかったように思う。

 

ある日、部活動の県大会に出場する学年で一番足の早い子から占って欲しいと言われ、当日のことについて占ったことがあった。とても頑張り屋ですごくまじめな子だった、その子からそんなお願いされることが少し以外だった。だけど、なんだか頼られている感じががしてすごくうれしかったことを覚えている。ふろくに付いてきた点線を切り離すタロットカードで、友達の一世一代の重要な大会について占った。どんなカードが出たかは忘れてしまったけど、その子に伝えた結果をすごく覚えている。

 

今までがんばってきたから、そのままの結果が大会で出る。

だから大会ギリギリまでがんばって。

 

というもので、それを聞いてその子はがんばるてって言っていた。

大会当日、もちろんわたしは見に行くこともできないし、それ以前に陸上部の大会がいつ行われるかもよく知らなかったのだけど、その子から賞を取ったと教えてもらった。

 

その時に、わたしが予想していた通りになったことも嬉しかったけど、なにより結果をうれしそうに伝えてくれたことが本当にうれしかった。きっとそんな頑張り屋のその子だからこそ、大きな大会を前に不安になっていたんだと思う。その中で、特に意識していなかったけど、わたしが伝えた言葉はその子のその後の頑張りに繋がり、その子本来の姿で大会に臨めたんだと思う。どこかでほっとした部分もあったのかもしれない。頑張ればその成果が得られるって。

 

わからないけどね。本当のところは。

 

それから大人になり、いろんなことに悩んだりすることも増えていき、わたしは誰かを占うことも続けていたけど、それよりもたくさんの占いをしてもらった。超有名な占い師の方にもたくさんみてもらって、背中を押してもらったり、ひどくひどく怒られて落ち込んで帰ってきたりもした。

 

過去の出来事をいいあてられてびっくりしたこともあるし、これから先のことを謎めいた表現で伝えられたこともあった。不安をあおるようなことを言われたことも正直あった。だけど、そのほとんどはとてもやさしく温かい。凍り付きそうなほど不安でいっぱいになっていた心が、ほんの少しだけかもしれないけれど溶け出すきっかけを与えてくれた。

 

今となっては、当たらなくてもいい。

過去の出来事やわたしの性格、どうでもいい。

当たっているかもしれないし、当たっていないかもしれない。

一番は寄り添ってくれるひとが欲しかったんだなって思う。

寄り添ってくれて、ふんわりと柔らかな布で身体を包み込んでくれるような、そんな感じを求めていたんだな。

 

これかわたしは、たくさんのひとにそんな寄り添える気持ちとふんわりと柔らかな布で包みこむよう、そんなことを占いを通してたくさんの人にしていけたらと思っている。

 

それと、今、一番、どうしても占いをしてほしい人たちがいて・・・

それは子育て中のお父さん、おかあさん。

二人が付き合う前、付き合ってから、結婚前は「彼の気持ちを教えてください」「彼と付き合うにはどうしたらいいのですか」「彼が最近冷たいんです」「彼と結婚することはできますか」なんてたくさん占いをしていたと思うのに、どうしてそのふたりが一緒になったことで生まれてきた最愛の子供のことについては、あまり占いを頼ってくれないんだろうって。

 

ひとりで悩んで苦しむくらいなら、あのときのように、彼とうまくいかないんです。って気軽に相談してみるといいのに。って思う。

 

頑張っているひとだからこそ、苦しいし不安なんだと思う。

そんなときには、寄り添ってくれるひとがいることを思い出してほしいな。

 

そう、そんなときに寄り添えるひとになりたいと今、本当に思っている。

 

 

 

 

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